この記事では、2021年6月から2023年1月までの約1年半の間、毎月2万円を田中貴金属で純金積立した結果を公開します。結果だけ先に書くと、178.5万円です。
しかし、実際に純金積立をした際に気付いたメリットとデメリットも紹介します。
「有事の金」って知っていますか?有事の金とは、戦争、コロナやバブル崩壊など社会の大きな混乱(有事)のときに、金のような頼りになる実物資産を頼りにする人が多い。という意味で、社会的混乱がある時は金の価格が上がりやすい傾向にあります。
- 例えば、ITバブル(ドットコムバブル)崩壊後の2001年2月の金の価格は253ドルで、リーマンショック前までの最高値は2006年5月に付けた約730ドルなので約5年間で2.88倍上昇しています。
- 例えば、2008年10月にリーマンショック後の最安値684ドルを付けましたが、約3年後の2011年9月に1920ドルを付け、約3年間で2.8倍上昇しました。
- そして、世界中にコロナが拡がっていた2020年3月頃は1500ドル台だった金の価格は、2020年8月までの約半年間で過去最高値の2078ドルまで急上昇。
歴史的にも「有事の金」は力を発揮することがわかっていたので、まだ世界的にコロナ禍の最中だった2021年5月〜6月に純金積み立てを始めました。
純金積立開始→ウクライナ戦争勃発→現在までの金価格の推移。
純金積立を始めたのは2021年6月です。この記事を書いているのが2023年1月下旬です。なので、正確な積み立て期間は1年7ヶ月でした。
純金積み立ての時に守っていたルール。
- 毎月2万円積み立て(手数料が2.5%掛かるので、実際は2万500円必要です)
- 余裕がある月はその都度、スポット購入で買い増し。
約1年7ヶ月の間で守っていたルールはこの2つだけです。
それでは、1年7ヶ月、毎月2万円積み立て+余裕がある月はスポット購入でできるだけ金を買い増した結果こうなりました。
1年7ヶ月間 純金積み立てをしたら+15.4%含み益がでた
画像の数字を詳しく見ていきましょう。
- 現在保有している金の総量が203.79519グラム。現在の評価額が178万5450円。
- 平均取得価格が1グラムあたり7690円。
- 2023年1月21日時点での1グラムあたりの価格が8881円
金1グラムあたりの含み益は8881-7690=1191円です。現在203.79519グラムの金を保有しているので、現在の含み益は203.79519x1191円=24万2720円です。パーセンテージにすると+15.4%の利益になりました。
コロナ禍や過去40年間最高のインフレの中で株価が大きく下がる中、純金積み立ては結果的に24万2720円、+15.4%の含み益になりました。
2022年2月24日にウクライナ戦争勃発したことで金価格は急騰しましたが、その後は1オンス1600ドル台まで下落。積み立て期間中は上下したにも関わらず、最終的に+15.4%になったのはなぜか、メリットとデメリットの2つの視点から見ていきたいと思います。
純金積立のメリット
- ドルコスト平均法で価格が安い時は金を多く買え、高い時は少ないが、金の購入量を平均化できた。
- 資金の余裕がある時にスポット購入で買い増ししたので、毎月の積立のみの金額よりもかなり増やせた。
- トレードのようにどこで買って、どこで売るか考えなくて良いので、ストレスが少なく生活できた。
- 1000円の少額から始められる
上の画像を見て頂けるとわかると思いますが、2021年6月に純金積み立てを開始。そして、2022年2月24日のウクライナ戦争勃発直後に過去最高値付近2078ドル付近まで価格が上がったものの、そこからじわじわと1600ドル台まで下がり価格が調整しており、この1年7ヶ月は上がったり、下がったりの持ち合いが続いています。
こんな持ち合い相場でも、ドルコスト平均法で毎月定期的に金を積み立てたことで+15.4%の含み益を出せたのは、ドルコスト平均法の凄さの証明だと思います。
しかも、ドルコスト平均法はトレードや株式の短期売買のように、どこで買って、どこで売るのか考えなくていいので、純金積み立てに関してはほぼストレスフリーで臨むことができました。
取り扱い会社によって最低積み立て金額はことなりますが、楽天などの証券会社だと毎月1000円から純金積み立てができ、田中貴金属などの地金商だと3000円の少額から積み立てを開始することができます。
純金積立のデメリット
- 定期的に配当金が貰える株のようなインカムゲインがない。
- 仮想通貨や小型株のように、1年〜2年で10倍、100倍に資金が増えない。
- 金の価格が下がっている時は、含み損を抱える場合もある。
最初からわかっていることですが、今回積み立てた1年7ヶ月の間に株式のような配当金は一回もありませんでした。元々純金積み立てをする理由は有事に備え安全資産として投資しているので、配当金を目的としてないので問題はありません。
金価格は仮想通貨のように数年で10倍から100倍に増えることもありませんが、同じく10倍から100倍価格が下がることもありません。
しかも、2001年ITバブル崩壊後の最安値253ドルから2020年の過去最高値2078ドルまで20年弱で約8倍も上昇しています。なので、1年から数年の積み立て期間ではなく、10年〜20年間少しずつ積み立てて行けば、これまでの金価格の流れと同じように進んでいけば、安心かつ安全に資産を増やしていくことができます。
上のチャートを見て頂けるとわかると思いますが、金の価格は基本的に上昇傾向ですが、もちろん下がることもあります。なので、純金積み立てをしていると、金の価格が数年間下がりっぱなしで、含み損をずっと抱えていることもあります。
ですが、ドルコスト平均法で毎月決まった額を積み立てていけば、金の価格が低い時はより多くの金を購入できます。なので、長期的に価格が上昇に転じてくれば、金の価格が下がっても、同じ金額でより多くの金を購入できるチャンスになります。
長期的に上がる金はドルコスト平均法が最強!
上の画像は、先ほども紹介した僕が純金積み立てをした1年7ヶ月のチャートです。画像を見て頂くと、価格が上がったり、下がったりしながらも、持ち合い状態が続いています。こんな相場でも、+24万7200円、約15%の含み益が出ているのは凄い事です。今後上昇相場に転ずれば、さらに含み益が増します。
さらに、過去の相場を見てみると、一度大きな下落や〜〜ショックが来ると、次の3年から5年の間に約3倍近くの価格になることが多かったので、今回のコロナショック、ウクライナ戦争後のショックから約3倍の価格、1オンス4800ドル近くの金価格になっても、過去のチャートから観るとおかしくはありません。
3年〜5年の間に金の価格は5000ドルになってもおかしくない
この記事でお見せした僕の約1年7ヶ月の純金積み立ての結果を見て、お分かり頂けたと思いますが、上がったり下がったりの持ち合い相場でも、毎月定期的に積み上げて行けば、ドルコスト平均法の力で+15%の含み益になります。
上の過去20年のチャートを見ても、10年以上下落相場が続くことはなく、最後に価格は上がっていっています。なので、継続的にドルコスト平均法で積み立て続けることができれば、10年後に大きくかつ安全に資産を築き上げることができます。
上のチャートを見ると、直近の最安値から3年〜5年の間に3倍近く金価格は上昇するので、2022年9月に付けた直近、最安値1616ドル付近から、約3倍の4800ドル〜5000ドル付近まで今後、2年から4年の間で上昇してもおかしくはないと思います。
長期的に資産の構築・防衛したいなら、 できるだけ早いスタートがオススメ!
ドルコスト平均法で毎月決まった金額を純金積み立てをするなら、できるだけ早く積み立てを始めることで、より資産を増やし、できるだけ長く積み立てることで、価格の変動により積み立てる金の量を平均化し、長い期間の間分、金の量を増やしていくことができます。
そして、副業をしたり、本業で大きく資金に余裕がある時は、スポット購入で積み増せば、さらに保有する金の量と資産を増やすことができます。
純金積み立てをするなら、できるだけ早く、そして、長く続けると、ドルコスト平均法の威力を最大限に活用することができます。
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