米国株投資

ビル・ゲイツの投資先7社に一緒に投資する方法

コロナ禍以降、ビル・ゲイツは陰謀論関係の動画や記事に頻繁に登場します。なので、今はマイクロソフトの創業者というより「陰謀論の人」という印象が強い人も多いと思います。

なぜなら、ビル・ゲイツは2015年からコロナの世界的流行を予言。そして、コロナワクチンを開発したモデルナへもコロナ前から投資していたからです。ちなみに、モデルナの株価は2020年3月から2021年8月の約18ヶ月間で20倍以上株価が上昇。

ビル・ゲイツの投資先でもある、モデルナにコロナ禍から100万円投資していれば、2000万円以上になっていました。

  • なぜビル・ゲイツが関わる多くの会社が世界の流れと一致しているのか...
  • なぜ、ビル・ゲイツはコロナの大流行を事前に知っていて、ワクチンを開発したモデルナにコロナ前に投資していたのか...

2023年のビル・ゲイツの投資先から探っていきたいと思います。

ビル・ゲイツとは

日本でも海外でも知らない人がほとんどいないビル・ゲイツ。ご存知のように、彼はマイクロソフトの創業者です。1990年から2000年初めに7回も世界長者番付1位に輝いています。2000年にマイクロソフトのCEOを辞任。それ以降はビル&メリンダ ゲイツ財団を通じて、慈善活動を中心に活動しています。

ゲイツは570億ドルをビル&メリンダ ゲイツ財団に寄付し、現在のゲイツの推定資産額はおよそ1160億ドルあります。

世界を陰で操る?陰謀論? ビル・ゲイツの投資先 TOP7

コロナの世界的流行を当てたビル・ゲイツ。モデルナにコロナの前から投資していたビル・ゲイツ。彼は本当に人口削減をしようとしているのか?それともただの陰謀論なのか?

もしゲイツが世界を陰で動かす1人なら、ビル・ゲイツが投資する会社が世界を動かしていると言っても過言ではありません。そして、ビル・ゲイツが投資する会社の株価も長期的に爆上げする可能性が高いということでもあります。

この記事では、ビル・ゲイツのプライベート資産運用会社とビル&メリンダ ゲイツ財団を通じて投資している7つの会社を紹介していきたいと思います。

Microsoft Corp マイクロソフト

もしあなたがビル・ゲイツのように投資したい。と思うなら、もちろん最初の企業はビル・ゲイツが創業したマイクロソフトです。ゲイツはかつてのようにマイクロソフトに関わっている訳ではありませんが、マイクロソフトの約1%の株を持っていると言われています。額にして、約280億ドルです。

マイクロソフトはビル&メリンダ ゲイツ財団の保有資産のトップ10のうちの1つです。財団は3926万株を保有し、額にして約130億3700万ドルです。時価総額2.3兆ドルあるマイクロソフトですが、今なお、前年同期比+6%越えの売り上げ成長率を誇ります。

マイクロソフトの企業サイトをチェックする→マイクロソフト。

Berkshire Hathaway バークシャー・ハサウェイ

株に興味があってもなくても、誰もが一度は名前を聞いた事があるウォレン・バフェット。

バークシャー・ハサウェイは投資界のレジェンド「ウォレン・バフェット」の持株会社です。ビル&メリンダ ゲイツ財団が2番目に保有する株がバークシャー・ハサウェイの株です。保有株数が2514万株、時価総額が約85.7億ドルです。

バフェットは2006年に自身の99%の資産とバークシャー・ハサウェイの全ての保有株を寄付すると宣言。それ以降、毎年ビル&メリンダゲイツ財団に寄付しています。

バークシャー・ハサウェイの企業サイトをチェックする→バークシャー・ハサウェイ。

Waste Management ウェイスト・マネジメント

ウェイスト・マネジメントは米国とカナダに2100万人以上の顧客を抱える北米最大のゴミ収集・廃棄物処理会社です。ビル・ゲイツ財団がウェイスト・マネジメントに最初に投資を始めたのは、2002年の第3四半期からです。この企業への投資でこれまで1000%以上のリターンを生んでいます。

ウェイスト・マネジメントは世界最大級のリサイクル場を運営しています。このリサイクル場はビル・ゲイツ財団が取り組む環境問題への目標と一致しています。2020年、ウェイスト・マネジメント社は取り扱った全ての材料の13.5%をリサイクルしました。そのリサイクルには770万トンの紙と50万2459トンのプラスティックが含まれています。ビル・ゲイツ財団はウェイスト・マネジメントの1860万株、約29億ドルの資産を保有しています。

ウェイスト・マネジメントの企業サイトをチェックする→ウェイスト・マネジメント。

Canadian National Railway カナディアン・ナショナル鉄道

カナディアン・ナショナル鉄道は北米で4番目に大きい鉄道会社です。7月に提出された米国証券取引委員会SECの報告書によると、ゲイツ財団とゲイツの投資持ち株会社カスケードは合計6436万928株のカナディアン・ナショナル鉄道の株を保有し、合計約82億ドルの資産になります。

ゲイツ財団とゲイツの投資持ち株会社は合わせて、カナディアン・ナショナル鉄道の9.3%の株式を保有しています。

ビル・ゲイツは2022年7月にカナディアン・ナショナル鉄道の株を4450万株、ゲイツ財団に寄付し、ゲイツ個人では1.4%の株式を保有しています。今年だけで既にゲイツは16億ドルものカナディアン・ナショナル鉄道の株を売却しています。

カナディアン・ナショナル鉄道の企業サイトをチェックする→カナディアン・ナショナル鉄道。

Deere & Co ディア・アンド・カンパニー

ディア・アンド・カンパニーは世界一の農機メーカーです。コンバインやトラクターなど「John Deere」のブランドで知られ、大型から小型までを展開。建設土木作業、林業向けにフォークリフトや建機、芝刈り機も製造。収益性が高く、ブランドが確立した老舗企業ですが、最近は持続可能な農業への技術革新の分野で注目されています。

ビル・ゲイツがカナディアン・ナショナル鉄道の株をビル・ゲイツ財団に寄付したのと同時期に、ディア・アンド・カンパニーの株を300万株、ゲイツ財団に寄付しています。額にして約9億5500万ドルになります。

7月に提出された米国証券取引委員会SECの報告書によると、ビル・ゲイツとビル・ゲイツの持ち株投資会社カスケード、そして、ゲイツ財団は2368万9657株のディア・アンド・カンパニーの株を保有し、額にして約88億ドルになります。ビル・ゲイツと持ち株会社、ビル・ゲイツ財団は合計で7.8%の株式を保有していることになります。

2022年、ディア・アンド・カンパニーは既にゲイツに相当な利益をもたらしています。全体的に悪い株式相場の中、8月19日時点で8%近い利益をもたらしています。

ディア・アンド・カンパニーの企業サイトをチェックする。→ディア・アンド・カンパニー。

Republic Services Inc リパブリック・サービシズ

リパブリック・サービシズはウェイスト・マネジメントに次ぐ、アメリカの廃棄物処理企業として第2位の企業です。住宅・自治体から商・工業施設まで、ごみ処理や廃棄物処理、埋立地からの再生可能エネルギーの生成と供給を行っています。

ビル・ゲイツが1番多く保有している株式がリパブリック・サービシズの株です。2022年の2月、ビル・ゲイツの持ち株会社カスケードは36万2747株を追加購入し、およそ1億980万株を保有していることを明かしました。約160億ドルの資産になります。これは、ビル・ゲイツの持ち株投資会社カスケードがリパブリックサービシズの35%の株式を保有していることになります。

2022年、リパブリック・サービシズの株価は比較的堅調に推移しています。8月19日までに5.7%のリターンをもたらしています。リパブリック・サービシズは第2四半期、前年同期比21.4%の売り上げ増加と12.3%の当期純利益増加を報告しています。

リパブリック・サービシズの企業サイトをチェックする→リパブリック・サービシズ。

Ecolab Inc エコラボ

エコラボはホテルや飲食店・ヘルスケア産業向けの世界最大の清掃・衛生製品メーカーで、資源・電力・飲料水メーカーなどに向けた水処理剤など節水・浄水分野でも成長する会社です。

ビル・ゲイツは2011年6月にエコラボへの投資を公表しました。それ以降、ビル・ゲイツのエコラボへの投資は3倍以上に増加しています。ビル・ゲイツの投資持ち株会社のカスケードは2022年8月までに数十万株を追加購入し、現在は3100万株、金額にして、53億ドルの株式を保有しています。さらに、ゲイツ財団も480万株、8億ドル以上の株式を保有しています。

エコラボのサイトをチェックする→エコラボ

やっぱり陰謀? 世界の流れとビル・ゲイツの投資先の関連性

  1. Microsoft マイクロソフト。
  2. Berkshire Hathaway バークシャー・ハサウェイ。
  3. Waste Management Inc ウェイスト・マネジメント - 北米最大のゴミ収集・廃棄物処理企業。
  4. Canadian National Railway カナディアン・ナショナル鉄道 - 北米4番目の鉄道会社。
  5. Deere & Co ディア・アンド・カンパニー - 世界一の農機メーカ。
  6. Republic Services リパブリック・サービシーズ - 米国2位の廃棄物処理企業。
  7. Ecolab  エコラボ - 世界最大の清掃・衛生製品メーカ+節水・浄水分野でも成長する企業。

ビル・ゲイツが投資している7つの企業を紹介してきましたが、どうでしたか?何か気付いたことはありますか?

3のウェイスト・マネジメントと6のリパブリックサービシーズはSDGS(持続可能な開発目標)などに代表する環境問題と深く関係があります。アフリカの衛生問題についてよく関わっているビル・ゲイツですが、7の企業「エコラボ」はまさに衛生製品や浄水などの技術を販売している会社です。

今やアメリカ最大の農地の所有者でもあるビル・ゲイツが5の世界一の農機メーカでもある「ディア・アンド・カンパニー」の株を大量に保有しているのも怪しいです。

ビルゲイツも巨額投資するChatGPTのトレンドから、10倍の投資リターンを狙う方法

マイクロソフトが巨額の投資をしているOpenAIはChatGPTを運営しています。2022年11月ChatGPTの登場以来でAIに大きな注目が集まっています。ChatGPTはサービス開始5日で100万人のユーザーを集め、たった2ヶ月で1億人のユーザーを集める脅威的な結果を残しました。

さて、今、AIに投資するベストな方法は何なのでしょうか?

会社の裏事情を知るインサイダーじゃない限り、どの企業の株が上がり、どのAIの分野に集中的に投資すれば、利益を上げれるのか判断するの難しいです。この記事で紹介した、ビル・ゲイツが今なお大きく関わるマイクロソフトに少しづつ投資していくのも方法の1つです。

もしくは、AIについての企業やAIがもたらすイノベーションについてもっと知ることで、今後AIに投資する選択肢を増やすことができます。

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  • この記事を書いた人

カズ

英語を使う好きな本業で月7桁越え。 本業 x 投資で資産を増やし、人生をさらに幸せにするブログです。海外在住経験10年、英+独+日のトリリンガル。

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